降っても晴れてものんびり日々進歩


by Chihirokubo
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弾き納め

昨日は、阿知須のリストランテPaysanで、クリスマスディナーコンサートでした。
休憩を挟んで、3ステージ。(食事前、デザート前、デザート後)
満員のお客さんと共に、大いに盛り上がり、最高に楽しい一夜を過ごせました。
楽しすぎて、ディナーを食べれない恨み(!?)を忘れたくらい。笑
音楽って素敵!、と心から思えた昨夜を持って、2017年弾き納めとなりました。

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超超絶技巧を披露しまくったヴァイオリニスト美科さん、初共演華やか過ぎる聴衆心鷲掴みソプラノ深雪さん、そして今年もとってもお世話になった美科さんのお父様と。

思えば多くの本番に恵まれた1年でした。
特に、ここ3か月。
恐る恐る数えてみると、実に29ステージ。
そして、そのどれもが充実し、楽しく演奏できたこと、共演者と聴衆のみなさまに、改めて感謝です。
しかし驚くべきは、数年前まで1本コンサートが終わると数日ほぼ廃人だったのに、ここ最近の疲労感の無さと回復力の強さといったら。笑
“老いた犬に芸は仕込めぬ”と言うのが事実でないのは、我が家のアイドル犬13歳のレモンちゃんが日々証明してくれてますが、人間もその気になればまだまだ進化し続けることが出来るのだと強く実感した今年の秋冬。

タンゴプロジェクトの全国ツアーと、ツヤ先生リーダーアーベントについてはすでに書きましたが、その他にも大切で尊敬する音楽家たちとのコンサートが目白押しだった、ここ3か月。

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10月上旬、去年に引き続き参加の “アクロス福岡 クラシックふぇすた” にて。
今年は、お馴染みスーパーテュービストの古ちゃんとの円形劇場でのリサイタルに加え、イベント会場ロビーにて0歳からのコンサートで、トランぺッターの久良木さんと初共演。
古ちゃん久ちゃんとのトリオ、とーっても楽しく、予想以上のたくさんのお客様にきいていただけて幸せなひとときでした。
写真は終演後、久ちゃんお手製の“おしまい”フラッグを持って。

古ちゃんこと古本大志くんとは、去年のアクロスふぇすたでの共演が“はじめまして”でしたが、この1年で度々ご一緒させてもらいました。
11月には待望の大阪でのソロライブにて共演。

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デビューCD発売記念ライブとの事で、たくさんのお客さんが来場くださいました。
古ちゃんとの共演は、いつもとにかくハッピーな気持ちになります。
チューバで吹いていることを忘れるような、自由で軽やかな歌にあふれてて、聴衆だけでなく、私も思わず笑顔にならざるを得ない幸せな音楽家。
これからも、一緒にどんな音楽に出会えるのか楽しみにしてます。

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コンサート当日、指慣らしに借りた大阪の練習室⇈
まさに大都会。笑


その翌週には、宇部市文化会館にて、音楽物語《セロ弾きのゴーシュ》。
これは、今年4月にヒストリア宇部で行い、大好評だった公演の再演になります。
今回は山口県総合芸術文化祭の一環として行われた公演で、たくさんのちびっ子たちが来場♡
前半に行われた、音楽によって言葉がどう変化するのか…と言った体験コーナーに積極的に参加してくれました。

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後半のセロ弾きのゴーシュの朗読はもちろん、前半の司会も見事な素晴らしさだった松原さん。
この写真は、おそらく子供たちの想定外の答えに困惑中の我々と、抜群の機転を利かせ中の司会者でしょうか。笑
当たり前のようですが、プロの素晴らしさに心から感激した公演となりました。

そして、セロ弾きのゴーシュはもうひと公演。
約300人満員御礼の小月公民館にて。
こちらでは、前半にロミジュリや死の舞踏など文学と結びついた音楽を数曲、後半にセロ弾きのゴーシュを公演しました。
子供はもちろん、大人のお客さまにも大好評。
音楽物語《セロ弾きのゴーシュ》で演奏される曲は、すべて既存のクラシック音楽を場面場面に当てはめたオリジナルです。
それをこうやって好評を得て、繰り返し上演できることは本当に嬉しく有難いこと。
これからも、上演し続けられたらいいな・・・と密かに、強く願ってます。

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お馴染みヴァイオリニスト美科さんと、朗読の松原さんと。

今年の弾き納め、ディナーコンサートでもお世話になった美科さんとは、今年もたくさん共演しました。
彼女との共演は、すでに阿吽の呼吸というか、最小限のリハーサルで本番でたっぷり会話できる感じがとっても好きです。
美科さんならではのプログラムも毎回魅力的で、どんな作品に出会えるのかもいつも楽しみ(怖さも少々。笑)

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新しい音楽家との出会いはもちろん、とっても有難く嬉しいことですが、前述の古本さん、美科さん、タンゴプロジェクトでお世話になったヒロさん、もちろんツヤ先生も、何度も共演を重ねられる大好きな演奏家がたくさんいることは、とても幸せなこと。
2017年、本当に素敵な共演者に恵まれた1年となりました。
感謝感謝。
来年もどんな素敵な演奏家、どんな作品、どんな演奏に出会えるのか、今からとっても楽しみです。









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# by Chihirokubo | 2017-12-18 00:30 | Comments(0)

Liederabend 2017

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思えば、2017年は三井先生の古希記念演奏会から始まりました。
その後、シューベルト協会での演奏会や、二期会演奏会等々、今年は例年にも増してリートを演奏する機会が多かったような気がします。
そしてそんな今年の締めくくり、幸運にも敬愛して止まないツヤ先生のリーダーアーベントでご一緒してきました。
会場は、これまた愛して止まない大阪・いずみホール。
ここは生まれて初めてフルリサイタルの舞台に立ったホールであり、その後ステージに立つ度に、いつも必ず幸せな気持ちで音楽に向き合わせてくれるホールです。
(個人的には、このホールには音楽の神さまが住んでると思ってます。笑)

今回は調律師さんも指名させていただき、共演者のみならず、本当に文句なく素晴らしい楽器と音響に恵まれ、幸せ過ぎるひと時を過ごさせてもらいました。

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1人でリハーサル中。
美しいSteinwayの音とホールの響きに、時が止まったような感覚を味わい中⇈
まさに至福のひと時。

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先生が側に立たれると、途端に空気がアクティブになり、音楽が生き生きとしてきます。
見よ、この動画と見間違うほどの空気!
バランスも含め、時間ギリギリまで先生の熱い想いを受け止め、自分の中で噛みしめる作業。
コンサート前、共演者と心を通わせ、ステージ上で互いに思いをぶつける準備をする大切な時間です。

今回の演奏会は、今年逝去されたツヤ先生の恩師を偲んで、Schubert の Litanei からスタートし、その後 Schumannの女の愛と生涯、そしてレクイエム。
休憩を挟んで、Rodrigo、Wolf、Mahlerというプログラムでした。

先生と初めてご一緒させていただいて、早16年。
私は歌曲について専門的?に勉強した経歴はありませんが、この16年間、いつもステージ上で様々なことを学ぶ機会に恵まれ続けてきました。
どんな時も、生きた言葉で語りかけるように歌われる姿。
会場の空気を一気に動かし、聴衆の心に触れる姿。
古希を迎えられてもなお毎年新しいレパートリーに挑戦される姿。(今年はRodrigo。)
同じ歌をいつも新鮮なインスピレーションで表現される姿。
音楽家、表現者として、本当に様々なことを先生から学んできました。
以前は『ふ~ん。』って感じだったのに、ここにきて身に染みて分かってきた言葉も沢山沢山あります。
何より学生の頃よりずっと、今に至るまで『あんたは出来る。』と励まし、信じ続けてくれる先生。
そんな先生と最高の舞台に立てたこと、何にも代えがたい有難い経験、まさに頑張った今年の何よりのご褒美になりました。

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まだまだ先生から学ばねばならないことは沢山あります。
私を信じて一緒に歌ってくださる先生の気持ちに答えられるよう、そしてまた大好きないずみホールの舞台に立てるよう、来年もまた研鑽を積む日々は続きます。

さぁ、これにてほぼ自転車操業状態だった(笑)日々もひと段落。
今年は残すところ、あとひと公演。
気づいたら、冬どまん中!
季節の移り変わりを味わう間もなく走り続けた今年後半。
譜読みすべき楽譜はまだ山積みですが、音楽が出来る幸せを噛みしめつつ年末まで過ごそうと思います。





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# by Chihirokubo | 2017-12-11 23:01 | Comments(0)
タンゴプロジェクト、終了しました。
初めてのタンゴ、しかも16曲すべてオリジナルの新曲、それを全国を移動しながら毎日のように演奏するという、私にとって完全に未知の領域。
リハ初日、思っていたよりも(笑)みっちりタンゴのリズムを指導され、これはどうもヤバいかもしれないと青くなったのも束の間、初日の福井を皮切りに、演奏を重ねる度に新しい発見があり、音楽の充実度が増していき、常に新鮮な気持ちでステージに立つことが出来たのは、予想外にうれしい出来事でした。
何度演奏しても色あせる事ない音楽と、いつも“最高”を更新し続ける喜びを共に見出してくれた共演者。
20日間、みっちり音楽と苦楽を共にした充実した日々はとても忘れがたく、ファイナルの東京公演が終えた今も、またすぐこのメンバーで演奏する気がしてます。
色々書きたいことはあるんですが、何よりも私の想いはステージ上で、すべて音になり客席に届けることが出来たような気がするので、会場で素晴らしい空気を一緒に作りだして下さった感謝の気持ちと、遠くから応援してくださった方への報告を兼ねて、ザッと写真でご紹介!

まずは初上陸だった福井にてツアー初日@福井北ノ庄クラシックス。

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ドキドキの初ステージでしたが、当日練習先を貸してくれた友人の協力もあり、スリリング且つとても楽しい時間を過ごせ、ホッと一息。
そのまま福井県は季節外れの台風に直撃され、移動困難になり、急遽できた空き日で訪れた恐竜博物館↓

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暴風雨の中での訪問で、建物内しか見れなかったので、次回は是非晴れの日にリベンジしたい。
そのまま、陸の孤島と化した福井に閉じ込められること3日間。
でもそのおかげで、奇跡的にたくさんの人に再会でき、そのまま這う這うの体で名古屋へ。

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開演2時間前にようやく名古屋着という強行移動の中、なんとか迎えられた名古屋公演@ドルチェ・アートホール。

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アットホームかつ、気品のあるホールと楽器(スタインウェイ)のおかげで、台風疲れのなか、早くも音楽が自由になろうとしてる感覚を味わえた2公演目。
京都の学生時代からお世話になっているドルチェ楽器のM川さんに再会でき、嬉しさもひとしお!
昔から知っている人に、今の自分の演奏を聴いてもらえるのって、嬉しく励みになります。
M川さん、相変わらずダンディでした。

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翌日は広島公演@西区民センター。
何度か利用しているホールですが、新しくカワイが搬入され、大学の生徒や先生、またカワイ広島のスタッフさんに見守られながらの3公演目。
すでに広島がホームになりつつあるような、暖かい雰囲気の中ツアー前半戦終了!!
公演翌日は朝から大学でレッスン。
ショパンの“ショ”の字が一瞬出てこないのでは…と心配しましたが、なんとか朝から晩までレッスンし、しばしタンゴピアニストの休息日。笑

ここから、まず4つのワークショップを挟んでの後半戦。
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市内中学校音楽祭でのゲスト演奏。

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中学校でのワークショップ。
まだタンゴを聞いたことないフレッシュな中学生たちが、最初に聞くタンゴを演奏できるなんて嬉しいよ!という、ベーシスト&作曲家のペドロの言葉を噛みしめながらの演奏。
また、各中学校での演奏を重ねることで、自分たちのアンサンブルもだんだん一つかつ自由になっていったような気がします。
ほぼ毎日一緒にステージ上で演奏しているのに、全然飽きることのない自分に気づいたのもこの辺り。

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嬉し懐かしの給食。 ベルちゃん牛乳!!笑

後半戦は鹿児島からスタート@キャリアデザイン専門学校メディアセンターライブホール。
ライブホールというだけあって、めったにない色付きスポットに照らされての本番!

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ブルーやピンクに照らされながら、再び近づいてきた台風を吹き飛ばすような楽しいステージでした。
終演後スクールバックにサインを求められたけど、自分のバックに名前を書くことだってないのに。笑
電車中では裏返して持つので大丈夫です!と笑顔で言われ、安心しつつも若干複雑。笑

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鹿児島公演翌日は、いよいよ私にとってのホーム公演@ポストギャラリーレトロ下関。
おかげさまで満員御礼となり、お客さんの反応も良く、我々も非常にテンション高く、かなり盛り上がった本番だったような気がします。

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共演の2人は、本当に素晴らしい演奏家で、やはり良い音と良い雰囲気の音楽を、地元のお客さんに味わってもらえたのは、私にとって最高に嬉しい出来事。
この辺りまで来ると、もはやほとんどの曲が手の内に入り、頭と心に沁みついている感覚を味わいながら演奏できるように。

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ペドロがNYから持ってきたCDもたくさん売れました。
セールスレディと化したピアニスト↑

再び4つのワークショップを挟み、いよいよ終盤戦。
今までで一番大きな会場での本番となった福岡公演@なみきホール。

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豊かな響きのホールにスタインウェイのフルコン。
やわらかく響きわたる音を楽しみながら、非常に集中してアンサンブルできた充実の本番でした。
そして、この公演にはゲストとしてバンドネオンが登場!


バンドネオンという楽器と弾いたのは初めてでしたが、人の声のような管楽器のような弦楽器のような打楽器のような…とても不思議で魅力的な楽器との初共演は、また我々のアンサンブルに新しい響きを加え、よりタンゴに深く触れられたような気がします。
バンドネオン奏者とは、初めましてでしたが、とても近い共通の友人がいたり、着てきたコートが激似だったり、音楽だけでなく共に楽しい時間を過ごせました。

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さて、いよいよ千秋楽の東京@オーキッド・ミュージックサロン。
なんだか終わるのが信じられない気分で当日を迎えましたが、これまでの公演すべてで終わるたびに“今日が最高だった。”と思えてきただけに、本当に最後の東京がどうなるのかとっても楽しみだったのも事実。
パートナーは、このツアー初めてのベーゼンドルファー。

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ムム・・・。ベーゼンでタンゴ??と若干心配しましたが、もはや我々3人に敵なし。笑
暗譜でイケるほど弾きこんできて、まさに体に染みついた曲たちの最後の舞台。
1曲1曲大切に、味わって楽しむことができました。
東京公演もバンドネオンをゲストに迎え、また福岡とも違う濃厚なサウンドを楽しめたのも嬉しい経験。

ともあれ、これにて全20日間、全15公演を無事終えることが出来ました。
どの公演も一点も曇りもなく充実した気持ちで終えられたのは、本当に予想外に嬉しい経験でした。
すっかり季節が変わり、冬が始まろうとしているのにも気づかないくらい、忙しく充実した日々。
各会場に足をお運びくださったみなさま、各地方でサポートしてくださったみなさま、なにより素晴らしい音楽を共に作り上げてくれた共演者たちに感謝の気持ちでいっぱいです。

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音楽に国境がないのは知ってたけど、本当にいい音楽にはジャンルの垣根も無いということを強く実感できた今回のタンゴプロジェクト。
早くも次のプロジェクトが、どうしようもなく楽しみです。







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# by Chihirokubo | 2017-11-13 00:29 | Comments(0)

奈良と巴里

昼間はまだまだ汗ばむ季節ですが、夜はすっかり秋の雰囲気で鈴虫の声も聞こえてくるように。
数週間前まで冷房なしでは寝れなかったのが嘘のよう。
窓を開けて寝てみたら、すっかり風邪を引いてしまいました…。
真夏の暑さと共に忙しさもゆっくり去り、少し自分の時間が作れそうなこのタイミングで風邪をひくなんて、自分にがっかり。

そんな中、ツヤ先生との本番で奈良に。
歌手との同行で風邪をひくなんて、もってのほか。
久々に常時マスク装着しましたが、息苦しさと暑さに、自分の気の緩みを猛反省しながらの本番となってしまいました。

今回で4度目になる奈良の病院での本番ですが、自然に囲まれた病院の素晴らしい環境や親切で行き届いたスタッフさんたち、何よりツヤ先生に助けられ、いつも楽しく演奏することが出来ます。
今回は夜のコンサートということで入院患者さんが主なコンサートでしたが、静かに暖かく聞いてくださる聴衆にはいつもながら驚かされました。
ピアノが置かれているロビーの雰囲気もとっても良いし、何より普段コンサートホールでは歌われないようなレパートリーを歌われるツヤ先生との共演の楽しいこと。
その場で生まれてくる生き生きした音楽を作ってる!という感覚が味わえる瞬間が楽しいので、先生との共演はたまりません。笑
コンサートは毎月行われているとの事。
そこが病院だということを忘れてしまうほど良い雰囲気の演奏会なので、お近くの方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


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写真は、今年の春に演奏に伺った際のもの。
ピアノの蓋に庭の木々が移り、とっても気持ちのいい気分で弾くことができました。

因みに今年は、恒例の?年末のコンサートで、ツヤ先生と共演する機会に恵まれました!!!
大好きないずみホールでの久々の演奏となります。
今年いっぱい頑張ったご褒美だと思い、今からとってもとっても楽しみ!!

さてさて、次なる本番は来週。
ヒストリア宇部にて、いつもお世話になっているヴァイオリニスト上野美科さんとの共演です。
毎回さまざまな編成とアイデアでファンが定着している演奏会ですが、今回は珍しく?王道のヴァイオリンとピアノのデュオ、2人っきりでのコンサートになります。
テーマは巴里!(←あえて漢字で!)
その名も『巴里幻想』~パリの夢、華の社交界~ ということで、フォーレやサティ、プーランク、ストラヴィンスキーのプルチネルラ等々、パリに関する曲を演奏します!
ストラヴィンスキーの取っつきにくさに若干困惑してましたが、昨日ヴァイオリンと合わせてみて、ようやくシックリ、やる気がムクムクと湧いてきているところです。
お時間ある方は是非是非お越しくださいませ~。

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# by Chihirokubo | 2017-09-13 23:57 | Comments(0)

夏の終わり

8月も最終日。
まだまだ暑いですが、陽が沈むと不思議なほど涼しくなり、虫の声も聞こえてくる季節になりました。
つい先日までセミもギャンギャンに鳴いていたのに、すっかり秋の気配。
日本の四季って、ほんと不思議です。
小中高生は今日で夏休みも終わりですが、私はようやく忙しさがひと段落な感じです。

7月末の関西二期会の演奏会、8月頭の肉食デュオ、秋からの演奏会の譜読みとリハ、そして生徒たちのコンクール…。
関西、広島、東京・・・と移動も多かったですが、お家にいるときも毎日誰かしらレッスンにやってきて、予定が何もない日は7,8月合わせて3,4日しかありませんでした。
とはいえ、我々音楽家は、何も予定がない日がいちばん大切な“お仕事の日”。
この夏の演奏会は、割と大変なプログラムだったため、なかなか自分の練習時間がゆっくり取れず焦ったりしましたが、毎日のレッスンから学ぶことも多く、この夏で“先生”として、沢山の事を学んだような気がします。
特にこの夏は普段自宅でレッスンしている生徒さんたちに加え、たくさん生徒さんの演奏を聞かせていただく機会に恵まれ、それぞれの情熱と表現力に驚かされ、また先生方からも多くの刺激をいただきました。

学生時代が長かった私は、その間非常に先生方には恵まれました。
たくさんのマスタークラスに参加したり、いろんな先生のレッスンを受けたりしたタイプではないですが、それぞれの先生方に可愛がっていただき、じっくりと勉強してきました。
自分自身が『先生』という立場に立つ機会が多くなった今、自分が学んできたことをどれだけ還元できるか試行錯誤で、もちろん生徒によって資質というものは様々ですが、やはり共通して大切なのは『拍子』なのではないかと思う今日この頃。
どれだけレガートで、素敵な音で歌えていても、きちんと拍子を刻んでいない音楽は聴いていて不安になります。
学生時代、ピアノの譜面台をバシバシ叩かれたのも今はありがた~い思い出。
人間でいうところの『心臓』に当たる、音楽の『拍子』に今一度立ち返って演奏してもらいたいと、先生らしく願うこの頃。

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8月最後の週は大阪でお仕事でしたが、偶然にも友人のイタリア人が京都に滞在中とのことで夜景の素敵なレストランで再会。
ポルトガルでお互い学生として出会ったイタリア人の彼と、まさか京都で先生&審査員談義(ドイツ語)に花を咲かせるとは数年前には想像すらしませんでした。
日本は何食べても美味しいからお腹がいっぱいだよ~!と言いながら、帰国までの数日間熊野古道巡礼に出かけるそうな。
世界は広いけど音楽の世界はとっても狭く、こういう再会をまた励みに、来るコンサートラッシュに備えようと思います。






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# by Chihirokubo | 2017-08-31 22:45 | Comments(0)

暑い

「85年生きてきたけど、今年がいちばん暑い。」
とテレビの中でおばあちゃんがインタビューに答えてました。
なんと。そりゃ暑いはずだわ、今年の夏。笑

幼いころからあまり冷房の中で過ごす習慣がなかった我が家ですが、毛むくじゃらな2匹の事もあり、今年は冷房をつける事も多いです。

とはいえ、私にとって、思い出す“暑~い夏”は4年前ウィーンの夏。
もちろん冷房なんてなく、普段は直射日光が当たらず涼しかった我が家も温室のようにぬくもり、風を通そうと窓を開けると熱風が吹き込み、1週間くらい窓もカーテンもピッチリ閉めながら暑くて暑くて寝れず、一日何度もシャワーを浴びながら練習してた日々を思い出します。
やっと取り付けたレッスンを受けに汗だくで学校に行ったら、これまた冷房がなく暑いレッスン室にバテた先生の『今日はビールの日にしよう!』の一言で、門下生たちと学校のカンティーネでビール飲んだり。(学校内でアルコールが飲めるとは。笑)
暑さでふらふらしながら学校に行ったのに、先生が熱射病で来ないこともあったなぁ。
そう考えると、確かに猛暑ですが、建物に入りさえすれば冷房がついている日本の夏は、それでもマシな気がしなくもない。
歩いて歩いてやっと着いた駅にやってきた電車に冷房がついてなく、絶望を味わうこともないし。笑

そんなこんな暑い日々ですが、先日の学期末試験の審査をもって大学での前期の勤務も終わり。
小中学校も夏休みに突入し、コンクールシーズン真っただ中。
コンサートのリハーサルや譜読みに追われる中、生徒たちも集中してレッスンに通ってきてくれます。
なんだかんだで今日で17連勤。
おかげさまで夏バテの事を考える間もなく、汗をかきながら元気に毎日を過ごせてます。
今月は、大学や自宅でのレギュラーの生徒たちに加えて、たくさんの若いピアニストたちと接する機会に恵まれ、それぞれから刺激と先生としての課題を絶賛受け取り中。
何事も経験だな~と思うことも最近多く、まだまだ悩むことも多いですが、頑張る生徒たちと共に経験を積んで成長していきたいと思う今日この頃です。

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クーラーの有り難みを1番分かってるのは、もしかするとこの2匹かも。笑






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# by Chihirokubo | 2017-07-29 16:50 | Comments(0)

充実本番

広島と縁のある2公演、無事終了しました。

まずは6月18日、下関ポストギャラリーレトロにて、広島交響楽団テューバ奏者古本さんのリサイタル。

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古本さんとは去年の秋、福岡での初共演以来の共演でしたが、今回も繊細でおおらかな音楽、テューバのイメージを軽々とひっくり返してくれるテクニックにお客様ともども魅了されながらの本番で、とっても楽しく充実したコンサートとなりました。
この度CDを発売されたとのことで、その記念コンサートでもあったのですが、なんとそのCD、古本さんのバックで演奏しているのは我が母校下関西高校!!
ごくごく普通の県立高校の吹奏楽バンドががプロの奏者のCDに参加するなんて、先輩としてはビックリ誇らしい気持ち!
このCDが収録されたのは、私と古本さんが知り合う前ですが、その後私も共演を重ねることになるとは、なんだかとっても縁を感じます。
とにかく“音楽って楽しい”があふれている1枚!!
音から、笑顔が飛び出して聞こえてくるような?サウンド、是非是非お買い求めください。


そして23日は、この春からお世話になっているエリザベト音楽大学でのコンサートでした。
今年度から専任講師になられた先生方との共演で、私は打楽器の小川先生、ソプラノの羽山先生、小林先生とご一緒させていただきました。
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超久しぶりの打楽器との共演に数ヶ月前から戦々恐々。笑
今回演奏したテーリヘンのティンパニ協奏曲は、実は学生時代に1楽章だけ弾いたことがあったのですが、泣きながら譜読みし、本番で全身打撲直前まで弾きまくったのに本番でピアノが全然聞こえなかったという苦〜い思い出が。苦笑
そんな14,5年前のトラウマ?も手伝って、私にしては珍しく2ヶ月前から少しずつ譜読み。
以前にはカットしまくった前奏間奏ももちろんカットなし(しつこく確認した。笑)、合わせも2回だけという中で、本番ステージ上で集中して演奏できたのは、やはり小川先生の音楽への洞察力、アンサンブル力、そしてピアノへの細やかな気配りのおかげだと思います。
また圧倒的な声量と圧巻の表現力で引っ張って下さった羽山先生もそうですが、ステージの上でこそ最高のパフォーマンスを発揮する音楽家との共演はこの上なく幸せな瞬間で、ピアノを弾いていて良かったと心から満たされる気持ちになります。

また当日は、GPの時から的確なアドヴァイスを下さったステマネの先生、一生懸命裏方サポートしてくれた学生さんたち、そして何よりたくさんのお客様に恵まれ、華やかな演奏会となりました。
広島に通い始めて、約3か月。
共演の先生方はじめ、今回のステージからまたたくさん学ばせていただき、このような演奏の機会をいただけ、本当にありがたいの一言。
終演後も、先生方や学務の方から暖かい言葉をかけていただき、生徒たちも差し入れをもって楽屋に来てくれ、あぁ良い職場だなぁ…と、この大学で働けるご縁に改めて感謝しているところです。

実はこのところ、譜読みに終われに追われ、自分がいつの何の演奏会のために練習しているのか本気で分からなくなる瞬間もあったのですが、こうやってひとつずつ終えてみると、本当に共演者に恵まれ、助けられてるなぁと思います。
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テーリヘンのトラウマからも、無事開放!!
もし需要があれば、ピアノパートもティンパニパートもしっかり頭に入っている今のうちにどうぞお申し付け下さい。笑



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# by Chihirokubo | 2017-06-27 11:59 | Comments(0)

花鳥風月

太陽に恵まれ湿気も少なく、長年暮らしていたドイツ・ハンブルグの夏を彷彿とさせる爽やかな日が多かった今年の5月。
1年中こんな気持ち良いお天気だったらいいのにねぇ…とか言ってる間に、なんと九州山口地方梅雨入りとのお知らせが。
え??梅雨??まだ充分爽やかですが???と俄かには信じられない気持ちの良い気候が続いてますが、まぁ雨が少なければきっと不都合も多くなるし、願わくは適度に降り、適度に快適な日々を祈るばかり。

最近テレビかラジオで耳にしたんですが、一説によると、人は年を重ねるほど花鳥風月に目が留まるようになり、より気候に対しての関心が高まるとか。
そういえば、最近ブログにも気候に関する記述が多いような…と気づいた5月下旬。
また今年も年をひとつ重ねました。笑

もともと5月という天候の良い季節に生まれたので、日本国内ではもちろん、あの年間通して雨季のハンブルグでも、毎年お誕生日には陽が覗いてくれてました。
ヨーロッパに住んでいるときは、やっと外にテーブル席が出る季節で、友人たちとお外でゆっーくり食べたり飲んだりしながら日が暮れるのを待っ誕生日が多かった気がしますが、その時のなんとも言えない満ち足りた気持ち良い感じを思い出したりした誕生日。
残念ながら、今年は午前中から夜22時まで一日中レッスンだったんですが。
それでも、太陽が覗いて、風がそよそよ吹く爽やかな誕生日を迎えることが出来ました。
あ、また気候の話。笑

そんなこんな最近ですが、とってもとっても嬉しい再会がありました。
私は高校卒業後、東京で一人暮らしをしながら浪人したのですが、その時に、同じクラスでソルフェージュを共に勉強していた友人たちと、なんと約15年以上ぶりに再会。
もう最後にいつ会ったのか思い出せないくらい久しぶりだったのですが、当時の思い出や会ってない間の出来事など話が尽きる事なく、とても楽しい時間を過ごせました。
当時、とにかく毎日楽しく、ひたすら笑い転げていた記憶しかない超絶楽しい浪人生活だったのは、間違いなく友人たちのおかげ。
その後みんなそれぞれ音大に進学、留学等を経て、今もお互い“音楽家”という立場で再会できたことを、何より嬉しく思いました。

あまりに嬉しかったので、大学でのレッスン中に1年生の生徒(18歳)にその事を言うと、
「えっ!そんなに昔の事、よく覚えてますね。そんなに会ってなくて、顔とか分かるんですか??」と大いにビックリされました。笑
まぁ確かに、私が浪人してた頃に生まれた子だもんなぁ。
そりゃ、花鳥風月も愛でるお年頃になるわけだ。笑
「全然変わらんね~。」と言い合って解散しましたが、当時の写真を久々に見てみると私やっぱり若い。笑

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この頃はまだ全然分かってなかったけど、縁のある人って本当にたくさんいて、これから会う人たち、特に音楽家とは誰と長い付き合いになるか分からないから、大切にするんだよ~。
…っと18歳の生徒にちゃんと先生らしいアドヴァイスもしてみたりしました。
なんだか自分でも気づかないうちに、どんどん大人になってしまいましたが、実際年を重ね、経験を重ねる事って全然悪くない気がします。
年齢に恥ずかしくないような大人なれるようにだけは、気をつけねば。








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# by Chihirokubo | 2017-06-08 09:57 | Comments(0)

麗しき5月に

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新緑のまぶしい季節到来!
日本とヨーロッパを行き来していた頃、飛行機から見る深いヨーロッパの緑が好きでしたが、日本の緑は緑で鮮やかで爽やか。
湿気もなく、そよそよと風が吹き、まさにヨーロッパの初夏のような、最高な季節がやってきました。

そんな中、先日は日本シューベルト協会さん主催の演奏会にて、久しぶりに兵庫県立芸文センターで演奏してきました。
この芸文センターは、ホールの音響はさることながら、楽器も素晴らしく、特に今回もお世話になったスタインウェイは、ものすごく反応が良く、細かい要求?にも全部答えてくれ、最高に気持ちよく演奏できました。
これほど自分にぴったりくる状態の楽器で弾く機会に恵まれたのが久しぶりだったので、あまりの反応の良さにGPの時にやや焦ってしまいましたが、自分の思い描いていた音がすべて現実化される幸せな時間を過ごすと共に、やはりどんな状態、どんな楽器でも最高の出来をもっと強く追及することを忘れないように…と改めて思わされる本番となりました。

それにしても、今回のコンサートの副題。
“麗しき5月に”
言わずと知れたシューマンの歌曲の題名ですが、その他にも5月にちなんだ曲がずらりと並んだ今回の演奏会。
私はSchubert、Mendelssohn、Strauß 、Wolfの作品を弾きましたが、どの曲も本当に美しく、ヨーロッパの人々にとって、いかに5月が特別な季節だったのか改めて思い知らされました…。
長い冬が明け、いきなりやってくる春。
木陰で木漏れ日を浴びながら、時には肌寒い中、澄んだ空気と優しい風を感じながら微睡む…。
そんな感覚が蘇り、急にヨーロッパを猛烈に恋しく思い出しながらの演奏会となりました。

私はリートピアニストでは無いですが、おかげさまで多くのリートを演奏してきました。
それでも出てくる出てくる、知らない曲!笑
あぁ、こんな曲を知らずに死ねるか!!という素晴らしい作品がまだまだこの世にはたくさんあり、歌手との出会い、聴衆との出会いと共に、新たな作品との出会いにいつも感謝せずにはいられません。
そして感謝といえば、やはり調律師さん。
松方音楽賞の受賞記念コンサートでお世話になった調律師さんで、当時のことを覚えていてくださり、声をかけて下さいました。
松方音楽賞を受賞した時は、まだまだ学生ど真ん中、しっかり先生方のサポートを受けながら演奏していた時期で、その時の演奏を知っている人からの評価はとても有難いと同時にホッとしてしまいます。
またBさんに調律してもらったピアノで弾けるように、精進しようと誓った5月。

間もなく来る梅雨、それに続く猛暑までの束の間の気持ち良い季節。
ドイツを恋しく思い出しながら、また今回演奏した沢山の“5月”の歌曲に思いをはせながら、願わくはこれ以上暑くならないように祈りながら(笑)過ごしたいと思います。
恋しいついでに、久々にコロ先生にお手紙でも書いてみるかな~。




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# by Chihirokubo | 2017-05-14 01:18 | Comments(0)

Spring

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いつまでたっても暖かくならないと思っていたら、一気にやってきた桜の季節。
肌寒くお天気の悪い日も多かったけど、今年も日本の桜を堪能できました!

新年度が始まり、新しい勤務校でのオリエンテーションやら、教室の発表会やら、5月にかけての演奏会のリハやら、かなりバタバタしていましたが、スキマ時間を見つけて堪能した桜とウグイスの鳴き声に日々癒されてます。
ドイツに住んでるとき、Amselという鳥の鳴き声が大好きで、春先になると早起きして窓を開け、庭のAmselちゃんの鳴き声を聞きながら二度寝をしたもんですが、ウグイスの声での二度寝もいいもんです。(二度寝前提。笑)

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いつも犬たちを連れてお散歩へ行く河原。

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自宅の裏山にある桜の園。
人通りが少なく、子供のころ、よく秘密基地ごっこをして遊んだ場所ですが、苔の上に散った花びらがとってもきれいでした。

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車で数分のダムにて。
我が家の元祖アイドルのレモンちゃん。
もうすぐ13歳になりますが、今年も一緒に桜が見れました。
耳も遠くなって、目も見えにくいみたいだけど、来年もまた一緒に桜を見に行けますように。

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勤務校近く、通勤路の川沿いの桜。
水辺ってやっぱり良い。
環境の良い場所で働けるって、有難いです。

春先に雪が降ったり、夏には毎日のようにスコールが降ったり…日本の気候もだんたん変化してきてる気はしますが、こうやって毎年ちゃんと桜が咲いて春がやってくること。
新しい季節を日本中で待ちわびる感じ。
あぁ、日本で生活してるなぁ…と改めて感じる季節です。

今年は、桜の季節がイースターと上手に重なり、新幹線や街中で海外からの旅行者を見かける事がとっても多かったですが、ヨーロッパにいる友人たちにも、是非ともこの季節の日本を味わってほしいです。




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# by Chihirokubo | 2017-04-26 00:50 | Comments(0)